2012年2月15日水曜日

Gumroad で、CADデータをおいてみた!

Gumroadでイスのデータを売ってみた
今話題のデジタルデータ販売サイトGumroad、ものすごく簡単にデジタルデータを販売できるとあって、いろいろなところで注目されていますね。

どの程度簡単なのか試しに課題用にVectorworksで作った、イスのデータをおいてみました。

ユーザー登録その物は、「IT-Media 個人コンテンツ販売の新時代 ~」他、いろんなサイトで紹介されているので、そこをご覧いただくとして、おいてみた感想を書いてみます。

・使い勝手
きわめて、簡単。
登録は、Facebookかtwitterのアカウントと入金用のPaypalのアカウントがあればあっという間に完了。「なんか、大丈夫?」と心配になるぐらい簡単です。
そして、商品登録も同様に簡単「Add link」ボタンを押して、データの名称を入力して、データのアップロードと金額の設定を行えば、販売用のリンクのできあがりです。
最後には、データのプレビュー用画像をアップロードして、説明文を入力すれば、公開準備完了です。
あとは、facebookやtwtiterで告知を始めて販売活動開始です。

・手数料
このシステムが、手数料5%+30セントの販売手数料で利用できるのがすごい。
これを自前で、クレジットカード決済の安いデジタルデータのダウンロード販売のサイトを作るとなると、まずクレジット決済するための契約事態がものすごくハードル高い。
以前運営していたオンラインストアで少額決済のデータ販売をしようと計画したけど、ほとんどのクレジット会社&決済代行会社ではダメ。ある一定の売り上げを確約できない限りまずムリ
できたとしても、月額利用料や、手数料が高すぎて、少額で販売する意味が無い
つまり、金額は小規模でも、決済システムを利用するためにはある程度の金額を取り扱わなくてはならず、「ちょっと売れたらうれしいな〜」程度の人が手を出すには、かなり困難だったのが、こんな気軽に使えるのはホントいい!

・販売。実際売れるかどうか
さてここが一番皆さん気になると思うけど、実際売れるのかどうかと言うところですが、データをアップロードしただけだと、絶対売れないと思います。
Pinterestのアプリケーションデザイナーの方が立ち上げたというので、SNS的な出品者同士のつながりや、出品者同士の出品内容が表示されるカタログサイトのような物が用意されているのかと思いきや。そういうのは全く存在しません。あくまでもデータの購入ができるリンクを生成されるだけ。

Gumroadの標準の告知方法は、出品者自身のツイートや、facebookで告知して、購入者に告知するのが主な利用方法です。なので、出品した後の数時間全くアクセスがありませんでした。自分で試しに別のマシンから表示した分と、facebookで「いいね」してくれた4件しか閲覧がありません。とうぜん、売れてません。

また、twitterやfacebookで告知したとしても、タイムラインに出てきてもすぐ流れてしまい、販売するには都合が悪く、かといって個人用のアカウントで今まで利用していたtwitterやfacebookに、「データ売ってます」的なリンクを何度もシェアするのも気が引ける。
とうぜん、商品一覧などのサイトも自前で用意しなくちゃいけません。
ということで、実際売れるようになるには、結構努力が必要なのかもといった感じ


まぁ、お金が儲かるかどうかは、おいといて、システムその物は素晴らしいです。過去にオンラインストアを運営して少額のデータ販売を目論んで断念した経験から言えば、夢のようです。
簡単に出品できて、手数料も安いとあれば、ちょっとデータ作って売れたらいいなと言う人には、もってこいなんじゃないかと思います。過去に、運営しているオンラインストアで、少額のデジタルデータを販売できないかと相談を何度も受けたので、販売したい人は結構いると思います。
 とはいえ、ネットでは著作権やコピーについていろいろとGumroadの問題点を上げている人も多いようですが、オリジナルの物作っている人であれば関係ないし、とにもかくにも個人作家さんはまずは使ってみるのがいいんじゃないかと思います。

また、きっとGumroadを決済システムのプラットフォームにして別のサービス展開も考えてる人も大勢いると思うので、今後の展開に目を離せそうもないですね。

Vectorworks用イスデータ $2で販売してます。よければご覧ください。

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